2013年4月

追加の工事について

先週末は桜が咲いた後とは思えない、とっても寒い陽気でした(*_*)

体調管理が大変ですね(゜-゜)

 

さて今回は、既に建っているお墓に手を加えるお話を…

今から20年くらい前、新たにお墓を買う人は、ご不幸があってから買う人よりも、生前に建てておく人が圧倒的に多かったのですが、生前であるがゆえに現実味が湧かない...といったこともあって、なんとなく流れでお墓が出来上がった…というような方も少なくありません。

そして、忘れた頃にいざ使うとなると、お墓の仕様が希望に合わない!なんてこともままあります。

納骨や法要の打ち合わせ中に『ウチの墓は「塔婆立」ってある?ない?』という話になり、(もちろん卒塔婆を用いない宗派も宗教もありますが…)付けていた(あるいはセット販売だった)場合もありますが、あえて付けなかった(と思われる)こともあります。

お墓を建てるときは信仰をどうしていくかなんて深く考えていない…元気だし若いので具体的に考えられなくて当然なのですが…余分にお金もかかりますので、「使わなければ(お寺に塔婆を頼まなければ)いいんでしょ?」とか、「そんなの必要なの?」といった感じだったのかなぁ…と思われます。

納骨といえば、四十九日の法要と同日にすることが多いのですが、その打合せで、塔婆は立てて当然…という感じのことをお寺や親戚に言われたりして、そういうものなのか…と認識を持ったり、当日に塔婆を持ってきて初めて塔婆立が無いことに気づく(!)場合もあります。

その他、離婚等の事情から石塔の彫刻を変更したいとか、ローソク立てを付けてくれ、等々、相談はいろいろありますが、実際に受注した仕様変更では、塔婆立て追加が一番多いのではないかと思います。

先日も黒川光墓苑で塔婆立追加の依頼があり、結果として大掛かりな作業になりました。

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着手前の写真を撮り忘れました…まずは付属品をどけて…

作業箇所を横から見ると

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こんな感じです。

背中がコンクリート擁壁ギリギリなので、ウマく当該部品だけ外れるかが問題です。ダメだった場合は、石塔も全部取り外して塔婆立てを設置することになります。

…で、結局、目地は切れたものの、巧く外れないので、石塔も外すことに…

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ここまでバラせばスーッと部品が外れるかと思ったら…

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そんなに甘くなかった…

部品を壊して取り外すことに…

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メチャメチャ有害です!

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なんとか外して、いよいよ設置です

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塔婆立てを設置して墓石を戻します

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完成!

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バッチリです◎

 

余談ですが…

この案件は、石塔を取り外したことによって、現代の施工法でやり直したことになります。

だからといって、石塔の取外し・設置の追加請求は出来ませんので、お客様にとってはお徳だったんじゃないかなぁ?と思います。

 

新緑が綺麗!

先週末は少々私生活が慌しく、今頃ネタに困りながらの更新作業です

爽やかな天候で新緑もまぶしいカンジ…

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それにしてもこの桜ってやつは…

花びらの攻撃が終わったと思えば、今度はコレ(名称分かりません)

一晩でこんなに落ちてきてます(*_*)

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で、こいつが終わるとず~っと葉っぱが落ち続けるはず…掃除する方としてはまとめて落ちてきてもらいたいのですが…(+o+)

 

さて、気を取り直し、小ネタです

先日、彫刻した文字の部分にペンキ入れを依頼されました

薄めの色合いの石は、磨いた部分と彫りっぱなしの部分の色の差が出にくいのですが…

磨きはこんなカンジ

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そのままひっくり返して、磨いていない状態

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そうすると、お客様によっては字が目立たない!!ってことになるわけです

屋外にあるものですから、ほうっておけば汚れ等で陰影が出てきたりもするのですが、それじゃイヤという場合はペンキを入れるくらいしか手段がありません

注意点としては...既に彫ってある部分にペンキを入れることは大丈夫ですが、後から気が変わって抜いてくれ!と言われた場合、完全には抜け切れないと思います

従って、一度ペンキで塗った場合、時間経過による汚れ・中途半端な剥離等が発生したら、上塗りで対処していくことになります

住宅の外壁みたいな感じですかね

で、作業は

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こんな感じでマスキングして塗装

で、余分な塗料・養生を剥がすとこんな感じに

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他にも筆・刷毛を使う場合もありますが、そこはケースバイケースで

 

工事とは言えない、ちょっとした作業ネタでした

 

 

花まつり

本日4月8日はお釈迦様の誕生日です

詳しくはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%8C%E4%BB%8F%E4%BC%9A

 

養命寺では降誕会法要が行われました

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誕生仏に甘茶をかけて、自分も甘茶をいただきます

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ちなみに、お釈迦様のポーズが特徴的ですが、こうゆうことのようです

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%B8%8A%E5%A4%A9%E4%B8%8B%E5%94%AF%E6%88%91%E7%8B%AC%E5%B0%8A

 

不謹慎?かもしれませんが、個人的にはどうしてもトラボルタの名画を連想してしまう(^_^;)

前夜、準備後の写真の花御堂がステージのように...

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すいません...脱線しすぎました

 

本日は夕方ごろまでこの状態でお参りしていただけます

 

 

 

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